感謝の言葉・中園順喜

葉商会の皆様へ 感謝の言葉

 長崎県立佐世保商業高等学校同窓会・葉商会の皆様、退職にあたり、一言お礼を申し上げます。
 平成27年から6年にわたって校長職を務めてまいりました。その間、同窓会の皆様には全国大会や九州大会に出場する各部活動に対してご支援をいただいたり、卒業生に対して卒業記念品をいただいたり、文化祭でPTAが提供する食物バザーに対してお米を提供していただいたり、陰になり日向になり、様々なご支援をいただきました。心から感謝申し上げます。
 また、葉商会総会だけでなく、関西支部総会、中京支部総会、東京支部総会、福岡支部総会にも参加させていただき、各地で大歓迎を受けました。一次会のみならず、二次会でカラオケを歌ったり、長良川の鵜飼いを体験したり、合掌造りの建物を見学させていただいたり、ビアホールや有名な喫茶店など、様々なところに連れて行っていただきました。私としましては、毎回各地の同窓生の皆様と交流できるのが楽しみでした。中京支部では、毎回カラオケの途中で抜け出して、ホテルの温泉に浸かったことも楽しかった思い出の一つです。
 そして、何よりもありがたいと思っているのは、本校生の高い進路実績です。景気に左右されず常に高い実績を誇っているのは、卒業生の皆様が各事業所で信頼されているからに他なりません。皆様が各地で頑張っていらっしゃるおかげで、佐商の生徒ならばと採用してくださる事業所が多いのです。心から感謝申し上げます。
 さて、現在佐世保商業高校では、「ふるさと教育」に力を入れています。これまで気付かなかったふるさとの良さを知り、今以上にふるさとに愛着を持った生徒を育てようとの試みです。進路指導の一環として企業研究を行ったり、国際コミュニケーション科では遺跡について調べて英語で発信したり、情報マーケティング科ではビジネスのアイディアを考える際にふるさとの良さを取り入れようとしたりなど、様々なことにチャレンジしています。これらのことには、ふるさとの良さを教えてくださる方々が欠かせません。是非、葉商会の皆様にその役割を担っていただけたらとお願いいたします。
 最後になりましたが、令和5年に創立100周年を迎える長崎県立佐世保商業高等学校の同窓会・葉商会のますますの発展と、会員の皆様のご健勝とご多幸を祈念申し上げまして、お礼の言葉といたします。お世話になりました。ありがとうございました。

2021年3月31日

中園順喜(なかぞの のぶよし)